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失敗しないマシンビジョン検査装置(設備)メーカーの選び方

Point1 マシンビジョン検査装置(設備)における押えるポイント

1.検査対象ワーク、及び検査項目が明確になっていますか?

 画像処理に問わず、マシンビジョン検査装置(設備)においては、検査が満足に出来ることが条件となります。最初からあまり多くの品種、検査項目を全て網羅しようとすると、設備導入納期、及びコストに響き、更にはマシンビジョン検査装置(設備)とし不完全なものになる事もあります。
 まずは、現状の外観検査工程の中から、これだけは!!というワーク(●●、●●など)、及び検査項目(●●、●●など)に絞り導入を検討する事をお勧め致します。

2.検査測定精度が定量化されていますか?

 検査対象ワーク(●●、●●など)、及び検査項目(●●、●●など)が決まったら、今度は、検査精度を明確にする必要があります。
 現時点にて、検査要領書等があり、それに基づき外観検査を行っている場合は、検査要領書等を参考にすれば良いです。しかしながら、現時点にてキズ検査・有無検査等にて、目視検査に頼り、検査精度があいまいになっているケースが良くあります。この場合は、サンプルテスト等を行い、機器選定等から検査精度を定量化を行い、エンドユーザー等と協議する必要があります。

3.マシンビジョン検査装置(設備)の一般仕様が明確になっていますか?

 マシンビジョン検査装置(設備)を導入する為に、サイクルタイム、装置設置スペース、必要ユーティリティー、及び周辺環境を確認しておく必要があります。これらの条件が整い、初めてマシンビジョン検査装置(設備)としての導入予算、時期等を決めることが出来ます。上記条件等をまとめたマシンビジョン検査装置(設備)用の共通フォーマットを作成し、漏れが無いような状況を作っておくことをお勧めします。

Point2 画像処理の押えるポイント

1.画像処理メーカの選定が分からない!!

 現在、多くのメーカーから画像処理装置(設備)、及び端末(コントローラ)が発売されています。これらの違いを理解したうえでの機器選定を行うことにより、導入費用や装置能力の良い装置(設備)を導入することができます。大きく分けると、「開発タイプ(マシンビジョン検査装置)」と「汎用タイプ(マシンビジョン検査装置)」に分けることが出来ます。
 「開発タイプ(マシンビジョン検査装置)」においては、自分達で画像処理ソフトに付属している豊富なライブラリ、及び命令により多種・多様な画像処理が可能です。しかしながら、何も無いところからの開発の為、工数を含めて考えると費用が多く掛かります。
 逆に、「汎用タイプ(マシンビジョン検査装置)」においては、「開発タイプ(マシンビジョン検査装置)」に比べ初期導入費用が安く、使い勝手も良い為、「開発タイプ(マシンビジョン検査装置)」と比較すると早く立ち上げることが出来ます。

2.カメラ・レンズ・照明の選定が出来ない!!

 画像処理を行いたい内容により、カメラ、レンズ、照明の選定が変わります。しかしながら、専門書等を読んでもすぐに選定できるものでもなく、多くの方が画像処理を導入するのに足踏みするポイントではないでしょうか?この場合、一番早い方法は、サンプルテストを実施しているメーカーにテスト依頼をすることが最も近道だと考えられます。
 弊社でも同じですが、社内に「テクニカルセンター」があり、各種カメラ、レンズ、照明等をテスト用に揃えており、今までのノウハウによりご提案することが出来ます。多くの画像処理等のサンプルテストを通して、経験を積み、選定が出来るようになってくることが出来ます。

3.処理をどのようにすれば良いか分からない!!

 これについても、前述の画像処理等のカメラ・レンズ・証明の選定と同じく、専門書を読んでもすぐに出来るものではありません。やはりこれについても、サンプルテストを実施しているメーカーにまずはお願いすることが近道だと考えられます。また、各画像処理メーカーにて導入に向けた画像処理セミナーを行っていますので、そちらに参加することで画像処理のことを勉強する方法もあります。中には、体験コースであれば、無料の画像処理セミナーもありますので参加してみては如何でしょうか?

Point3 よくあるマシンビジョン検査装置で失敗するケース

1.検査不良が多くて、マシンビジョン検査装置(設備)として成り立たない!!

 「画像処理を取り入れたマシンビジョン検査装置(設備)等を導入したが、検査不良等で結局人手等に頼っている。」等の事例はよくお聞きします。これは、前述のPoint1やPoint2が満足していない事による要因も大きくありますが、多くの場合、画像処理機器の選定時点からマシンビジョン検査装置(設備)導入を見越したポイントを押えているかどうかが重要になります。最終的には、生産設備としての能力を発揮する為には、画像処理だけでは成り立たず、最初から装置(設備)としてどうするか?を考えて上で画像処理を検討する事が必要になります。各カメラ、レンズ、照明の特徴、検査精度、検査方法等の特徴を理解した上での装置(設備)設計をする事で、初めてマシンビジョン検査装置として能力を発揮することが出来ます。

2.サイクルタイムが間に合わなくて、マシンビジョン検査装置(設備)として成り立たない!!

 「画像処理の時間が0.1sec程度だからサイクルタイムは十分間に合うだろう」と考えマシンビジョン検査装置(設備)を設計・製作したが実際は能力を発揮できなかった。等の事例もよくお聞きします。これも前述と同じで各カメラ、レンズ、照明の特徴等を掴む事でそのポジションへの搬送方法位置決め方法等を検討しない限り、マシンビジョン検査装置(設備)としての能力は発揮出来ません。これについては、残念ながら画像処理メーカーに相談しても、回答は得られません。なぜなら彼らは装置(設備)製造メーカーでは無いからです。やはり、画像処理等の光学機器を得意としている装置(設備)製造メーカーにお願いすることをお勧めします。

3.マシンビジョン検査装置(設備)の投資に対して、コストが合わない!!

 「最適な画像処理方法を見つけたが、見積を取ったらコストが合わない」
 「***万円でマシンビジョン検査装置(設備)を導入したいが、コストが合わない」
等の事例も良くお聞きします。これも最初から画像処理の方に仕様検討を重視するばかり、装置(設備)仕様の方がおろそかになり上記のような状況に陥ってしまった事がほとんどです。
いままで述べてきた各種ポイントを熟知した上でサンプルテストから装置(設備)構想までをまとめることが出来るマシンビジョン検査装置メーカーに依頼することが最も良い選択だと考えられます。
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